団体名 | 対象活動 | 助成額 |
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Philippine Eagle Foundation(フィリピンワシ保護財団) | フィリピンミンダナオ島におけるフィリピンワシの感電防止対策と生物多様性に富む原生林の保全再生 | 200万円 |
EXPLORE GAIA ENTERPRISE | キナバタンガン川流域において絶滅の恐れのあるサイチョウ類の営巣機会の向上 | 200万円 |
Royal Society for Protection of Nature(ブータン王立自然保護協会 | ブータン王国の絶滅危惧鳥シロハラサギの飼育下繁殖技術の確立 | 200万円 |
豊橋総合動植物公園 | 亜種アカモズの飼育下繁殖 | 200万円 |
NPO法人奄美野鳥の会 | 世界自然遺産登録地に生息するアマミヤマシギの保全のための調査・研究 | 200万円 |
(公財)山階鳥類研究所 | 絶滅危惧種アホウドリの保全に資する利用海域の特定 | 200万円 |
(公財)富山市ファミリーパーク公社 | ヨウムの野生復帰を想定した繁殖技術の確立 | 200万円 |
コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(IPPM-OWS) | コウノトリの国内全繁殖地における繁殖状況調査および新たなコウノトリ保全方針の作成 | 200万円 |
NPO法人バードリサーチ | フィリピンの持続可能な森林農法コーヒー農園で越冬している夏鳥の調査 | 157万円 |
日本野鳥の会 佐賀県支部 |
コウノトリ繁殖支援活動(継続) | 154万円 |
NPO法人三段峡-太田川流域研究会 | ヤマセミの環境保全活動を未来へつなぐ | 89万円 |
ミンダナオ島南部のArakan自治区は世界で最も絶滅の危機にある猛禽、フィリピンワシの重要な繁殖場所ですが、国立保護区に指定されておらず、巣立ち雛が感電や密猟により死亡しています。3年目は3工区1.5kmでの感電防止対策を行うとともに、地元住民からなる森林パトロール隊をより強化し、密猟と違法な森林伐採の防止、植林を進め、フィリピンの生物多様性に富む森林再生を図ります。
■活動地:フィリピンミンダナオ島
■助成額:200万円
ボルネオ島キナバタンガン川流域で熱帯雨林のナショナル・トラスト活動や生物多様性保全活動を行っています。2024年は現地の団体と協力してサイチョウの営巣環境を再現した人口巣箱を製作・設置するほか、自然の樹洞を修復してサイチョウの営巣環境を改善します。巣箱や樹洞は自動撮影カメラでモニタリングしてサイチョウや他の動物の行動データを収集し、今後の研究に活用します。
■活動地:マレーシアボルネオ島
■助成額:200万円
シロハラサギはヒマラヤの淡水河川生態系に生息する絶滅危惧鳥類です。ブータン国内の生存個体はわずか24羽であり、その存続は極めて危機的な状況です。本協会はシロハラサギの生息域外保全の拠点施設に、日本から飼育下繁殖の専門家をブータンに招聘し、シロハラサギの野外卵の孵化・飼育下繁殖を実施します。また日本での研修で安定的な飼育繁殖を実現し、放鳥による野生下のシロハラサギの個体群を補強することを目指します。
■活動地:ブータン王国および新潟県佐渡市
■助成額:200万円
急速に個体数が減少している亜種アカモズの絶滅回避のために、2023年に飼育下での保全活動を開始しました。これまでに、放棄卵を用いた人工孵卵・育雛に成功しています。2024年は、飼育環境を充実させ、2023年の成育個体をファウンダーとして、飼育下での繁殖に取り組みます。将来的に、野生個体群を補強できる生息域外個体群の確立を目指しています。
■活動地:愛知県豊橋市
■助成額:200万円
当団体は奄美に生息する希少鳥類の保全のための調査・研究、およびその結果の普及・啓発活動に力を入れています。奄美大島や徳之島で繁殖するアマミヤマシギは、冬季に沖縄島などでも確認されています。2023年度、日本鳥類保護連盟との協同調査によりGPSを装着した個体の沖縄島から奄美大島への移動が初めて確認できました。2024年度はアマミヤマシギの移動生態をさらに詳細に調査し、保全のためのデータを蓄積します。
■活動地:鹿児島県(奄美群島)、沖縄県
■助成額:200万円
絶滅危惧種アホウドリは、これまでひとつの単位として保全事業が進められてきました。しかし最近、別種ほどに異なる2つの集団が明らかとなり、それぞれの独自性を保つ保全策の検討が急務となっています。本活動では、衛星追跡型GPSを用いて繁殖期以外に利用する海域の特定と周年の移動を追跡し、両集団がさらされる漁業混獲や海洋汚染など海の脅威について検討します。
■活動地:北海道、青森県、長崎県など
■助成額:200万円
ペットとして需要の高いヨウムは、原産地アフリカでは密猟などにより絶滅の危機に瀕しています。野生復帰を想定した繁殖技術の開発を目指し、2022年から群れ飼育を開始したところ、2023年に交尾がなかったものの産卵に至りました。また、産卵時期にあわせて雌雄に繁殖ホルモンの活性も確認できたことから交尾を促す環境を整えて、繁殖の成功を目指します。
■活動地:富山県
■助成額:200万円
2005年に飼育下繁殖個体の野外放鳥を開始して以降、コウノトリの繁殖地は次第に全国へと拡がり、2023年には12府県で巣立ちが確認されました。当パネルでは、野生個体群の詳細なモニタリングを継続するとともに、活動の指針として新たな「コウノトリ保全方針」を作成し、生息域内と生息域外の双方における一体的な保全活動を推進していきます。
■活動地:全国
■助成額:200万円
日本の夏鳥が越冬するフィリピンのルソン島には、野鳥の生息環境への影響が小さいアグロフォレストリー農法でコーヒー生産をしている地域があります。この場所で12-1月にかすみ網を使った捕獲調査を行い、越冬している夏鳥や留鳥の生息状況を調べることで野鳥保全効果を可視化し、コーヒーのブランド化やフィリピン国内と日本での販売促進につなげます。
■活動地:フィリピンルソン島
■助成額:157万円
2023年九州で初めてコウノトリが2羽巣立ちました。2024年はコウノトリ繁殖支援と同時に、今後恒久的に利用・拡大出来る環境を整える目的で継続活動致します。繁殖成功後、周辺地域へは度々、繁殖した親子以外の複数のコウノトリが飛来するようになりました。今後、新たな番い(つがい)や昨年巣立った個体が、継続的に利用出来る環境を作ると共に、地域住民の理解を深めていきます。
■活動地:佐賀県有明海沿岸部
■助成額:154万円
2023年度の助成支援による成果を基に2024年度も、①ヤマセミの保全活動②地域を巻き込んだ保全活動により、ヤマセミを指標種とした豊かな生態系が守り続けられる地域を目指します。①では引き続きヤマセミの個体数把握と繁殖状況の確認、改善した人工巣穴の設置②では地域の愛鳥グループによるヤマセミの紙芝居を作成し、読み語りを実施致します。
■活動地:広島県
■助成額:89万円
申請グループ名 | 所在地 (主活動エリア) |
「テーマ」又は「活動概要」及び「活動目的」 | 助成額 |
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群馬県立新田暁高等学校 文理総合系列 プロジェクトK |
群馬県 | 校内で繁殖するチョウゲンボウの繁殖生態の研究 | 20万円 |
比企ワシタカ研究会 | 埼玉県 | 絶滅危惧種イカルチドリの生態をまとめた啓発冊子の作成 | 20万円 |
福生市立福生第五小学校 愛鳥委員会 |
東京都 | 自然を大切にする愛情豊かな児童を育てる愛鳥活動 | 20万円 |
つくし野ビオトーププロジェクト | 東京都 | 大都市近郊住宅地の野鳥生態理解推進と野鳥が住める環境の理解・保護、巣箱の製作と設置・管理 | 20万円 |
(一社)ヤマネ・いきもの研究所 | 山梨県 | 山梨県北杜市里山の野鳥調査で里山のOECM化に寄与し自然観察会で生物多様性教育を行う | 20万円 |
NPO法人 日本中国朱鷺保護協会 |
石川県 | 能登のトキ野生復帰に向けての普及啓発活動 | 20万円 |
京都府立 西舞鶴高等学校 自然科学部 |
京都府 | 京都府舞鶴市冠島におけるオオミズナギドリの生態調査と地域に向けた発信活動 | 20万円 |
Toyooka AgRestart | 兵庫県 | コウノトリの子育てを観察して生態系を学ぼう ~人にもコウノトリにも優しい共生農業~ | 20万円 |
やませみ22 | 愛媛県 | ブッポウソウの保全と愛鳥精神の普及 | 20万円 |
出水市立鶴荘学園 ツルクラブ |
鹿児島県 | ツルの羽数調査及びツルの家族構成分散状況調査 | 20万円 |
総合学科である本校では3年次に課題研究を実施しています。2020 年から猛禽類のチョウゲンボウが校内で繁殖し始めたため、翌年から繁殖生態をテーマに調査・研究をするようになりました。毎年メンバーは入れ替わりますが、先輩の調査を継続・発展させて研究を深めています。調査結果は県立博物館等で発表し、今後も身近な野鳥の魅力を発信していきたいと考えています。
■活動地:群馬県
■助成額:20万円
比企地方に住む鳥類の生息状況(主に水辺の鳥、タカ類)の調査を予定しています。また、研究会は1994年に発足しましたが、研究会の会員がそれ以前から行っていたデータを追加しながら、過去50年間のタカ類の生息状況調査についての結果をまとめようと準備しています。2024年は本助成金でイカルチドリの保護のための冊子を作成して、配布を行います。
■活動地:埼玉県
■助成額:20万円
昭和47年東京都の愛鳥モデル校として指定され、以来50年近くに渡り、全校児童が愛鳥活動に取り組んでいます。その実施や活動の補助、まとめ等の活動を本校愛鳥博士(4年生以上)や愛鳥委員会の児童が実施しています。①年3回の多摩川周辺における野鳥・自然観察会(春・秋・冬)と多摩川周辺の清掃活動②愛鳥博士やスーパー愛鳥博士の認定、表彰③巣箱の作成・設置・観察などをPTAや外部団体とも連携し、自然保護活動を行っています。
■活動地:東京都
■助成額:20万円
大都市近郊住宅地内に住む子供たちや保護者に身近な野生動物、野鳥との関わりに関心を抱かせる活動(野鳥の種類や違いと、個性の違いの理解)を推進しています。宇宙船地球号の乗組員として、地球は人間だけのものではない事や、身近に残る里山を探訪し野生生活を理解します。オリジナル巣箱やエサ台を製作設置し、継続的管理の重要性を学び、ブログや出版物で発信していきます。
■活動地:東京都
■助成額:20万円
本研究所は、天然記念物ヤマネと地域生態系を主に担っている「ふつうのいきもの」を研究し、保全し、いきものの魅力・価値を伝えています。本目的は、北杜市での野鳥調査を基に里山のOECM化に寄与し、自然観察会で生物多様性教育を行うことです。毎月1回の田んぼ・水路・森・ため池での野鳥調査と年に1回ほどの自然観察会を開催します。OECMへの理解を地域のステークホルダーにご理解いただきながら進めていきます。
■活動地:山梨県
■助成額:20万円
2026年能登地域でのトキの放鳥と野生復帰を見据えて、トキ保護の普及啓発活動を強化します。とりわけ餌場の確保が急務と考えられるため、地域住民への呼びかけと協同作業に取り組みます。また、トキの絵事業(コンクール)やトキめき教室、野鳥観察会や生きもの調査などのトキの里自然学校を開催して、トキへの理解、自然環境と生きものの大切さについて学んでもらいたいと思います。
■活動地:石川県
■助成額:20万円
京都府舞鶴市の冠島は、オオミズナギドリの繁殖地として国の天然記念物に指定されています。本校は毎年、京都・冠島調査研究会とともに、無人島である冠島で野営をしながらオオミズナギドリの日周行動に着目した調査を行っています。そこで得られたデータや様々な体験を、高校生が講師となって地元の小学生や市民に対して伝える活動を実施し、愛鳥意識や自然保護意識の啓発に努めます。
■活動地:京都府
■助成額:20万円
~人にもコウノトリにも優しい共生農業~
私たちは巣塔のある1つのエリアでコウノトリ育む農法に取り組んでおり、地域住民等と共に周辺水田の生物や植物を対象とした調査や、コウノトリの行動を観察しています。2024年度は、コウノトリ育む未来米の水田ビオトープで環境学習やコウノトリの子育ての様子を観察しながら田植えや稲刈りを体験し、自然の営みと食の生産現場を関連づけて学ぶことで、未来の担い手である地域住民の自然保護の機運を醸成し、彩ある豊かな地域を未来へつなぐ活動を実施します。
■活動地:兵庫県
■助成額:20万円
ブッポウソウの巣箱をかける保全活動を行っています。すでに架けている90数個の巣箱のうち、古い巣箱を架け換え、設置をしたが未利用の巣箱を移設します。巣箱は地域の大洲市立肱川小学校の生徒さんと作成しています。巣箱を作ってもらったお礼に子育ての様子を伝える観察会を行い、バードウォッチング等で講師が使用する双眼鏡を刷新し、活動を継続します。
■活動地:愛媛県
■助成額:20万円
1960年から続く、出水平野に渡来するツルの「羽数調査」(鳥インフルエンザ対策を行い)を年5回、1984年から続く、出水平野で昼にツルがどのようなところで過ごしているかを調べる「家族構成分散状況調査」を年1回実施しています。調査を通して、郷土の自然の素晴らしさに感動し、野生生物保護・自然愛護の心を育てると共に、地域社会に奉仕する心を培っています。更に学んだことを活かして、観光客にツルのボランティアガイドを行っています。
■活動地:鹿児島県
■助成額:20万円
団体名 | 所在地 (主活動エリア) |
活動テーマ | 助成額 |
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(公財) 日本生態系協会 |
鹿児島県出水市 長崎県壱岐市 他 |
ナベヅル・マナヅルの越冬地分散プロジェクト | 1,000万円 |
(公財) 日本鳥類保護連盟 |
石川県 島根県 栃木県 その他 |
本州でのトキ野生復帰・定着支援プロジェクト | 1,000万円 |
当協会では全国で野生生物を指標とした生態系ネットワークの推進に取り組んでいます。本助成では、鹿児島県出水市に集中するナベヅル・マナヅルの越冬地分散を目的に、地域団体等と連携し、ツル類の越冬に適した環境の創出等を行います。また、同時にツル類の渡りや飛来を歓迎する社会環境の整備にも取り組んでいきます。
■活動地:鹿児島県出水市
長崎県壱岐市 他
■助成額:1,000万円
当団体は鳥類をはじめとした野生生物・自然環境の保全と普及啓発活動を行っています。2022年に環境省により「トキと共生する里地づくり取組地域」として選定された本州の5地域において、各地域の状況に応じて、NGOや自治体と協力しながら、トキの野生復帰を目指した採餌・営巣環境の創出作業をしたり、トキを受け入れる機運を高めるための社会環境の整備を行います。
■活動地:石川県
島根県
栃木県
その他
■助成額:1,000万円