2017年度助成プロジェクト
「水辺の大型鳥類保護」部門(3件、2,000万円)
団体名 | 所在地 (主活動エリア) |
活動テーマ | 助成額 |
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コウノトリと共生する地域づくり推進協議会 | 千葉県 | コウノトリの定着をめざして | 1,000万円 |
佐護ヤマネコ稲作研究会 | 長崎県 | 佐護地区大型鳥類生息環境保全事業~国内外の大型鳥類の生息・繁殖地を繋ぐバードピアアイランドを目指して~ | 700万円 |
NPO法人 能登半島おらっちゃの里山里海 |
石川県 | トキの舞う能登の里山里海創出プロジェクト | 300万円 |
コウノトリと共生する地域づくり推進協議会
コウノトリの定着をめざして
2015年の初放鳥以来、コウノトリの試験放鳥を毎年行い、野田市周辺を始め、関東の各地で飛来が確認されています。4月には野田市コウノトリボランティアの会が発足し、市民連携による見守り活動、ガイド活動、親子学習会等の取り組みが本格的にスタートしました。今後も、人と自然が共に生きる豊かな地域社会の実現を目指し、生物多様性のシンボル“コウノトリの野生復帰”を通じて、自然再生の取り組みを、関東から日本全体に広めていきます。
■所在地:千葉県野田市
■助成額:1,000万円
佐護ヤマネコ稲作研究会
佐護地区大型鳥類生息環境保全事業~国内外の大型鳥類の生息・繁殖地を繋ぐバードピアアイランドを目指して~
当団体では、大型鳥類(コウノトリ・トキ・ツル)及び、ツシマヤマネコの生息環境改善のために、2016年は前年に引き続き、冬期湛水と裏作、水田魚道の設置等を行いました。2017年はこれまでの活動をさらに充実させ、鳥類保全活動のためのESDプログラムや教育ツールを開発し、学校教育や社会教育と連携しながら、特に、各種環境整備活動(冬期湛水、レンゲの裏作等)の実施に併せて、子どもたちや対馬市民を巻き込んだESDの展開を図っていく予定です。
■所在地:長崎県対馬市
■助成額:700万円
NPO法人 能登半島おらっちゃの里山里海
トキの舞う能登の里山里海創出プロジェクト
当団体では、トキの生息環境整備に取り組んでいます。2016年は、トキのエサとなるドジョウなどが繁殖しやすいように環境整備した場所(ドジョウ繁殖地)と、水田の計2カ所に魚道を設置しました。2017年3月ごろには、トキが毎年飛来する田んぼへ江え(水田内や水田沿いにある土水路や深み)の設置が決まっており、他にも魚道と江えの設置場所を増やし、田んぼの畔や休耕地の草刈り管理を推進していく予定です。生き物のモニタリング調査の結果も伝えながら、これらの取り組みを広げていきたいと思います。
■所在地:石川県珠洲市
■助成額:300万円